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『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』


概要

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(The Legend of Zelda: Breath of the Wild)は、2017年3月3日に任天堂から発売されたアクションアドベンチャーゲーム。Nintendo SwitchとWii U向けに開発され、ゼルダの伝説シリーズの正統な続編として位置付けられる。

本作は、シリーズの伝統的なゲームデザインを一新し、広大なオープンワールドを採用。プレイヤーは主人公リンクを操作し、自由な探索と多彩な攻略方法を駆使しながら、世界を救う冒険に挑む。発売後は圧倒的な評価を受け、世界中で高い売上を記録。2023年には続編『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が発売された。


ストーリー

本作の舞台は、ハイラル王国。主人公リンクは、100年前の戦いで敗北し、長い眠りについていたが、謎の声に導かれ目覚める。記憶を失った彼は、滅亡の危機に瀕した王国を救うため、災厄ガノンの討伐を目指す。

主なストーリー展開:

  1. 始まりの大地
    • 目覚めたリンクは、大地を探索しながら基本的な能力を身につける。
    • シーカーストーンと呼ばれる謎の遺物を手に入れ、古代技術を利用できるようになる。
  2. 四神獣の解放
    • 100年前、ハイラルの守護者であった四神獣(ヴァ・ルーダニア、ヴァ・ルッタ、ヴァ・メドー、ヴァ・ナボリス)がガノンに乗っ取られていた。
    • 各地を巡り、神獣を解放し、封印の力を取り戻す。
  3. ゼルダ姫の存在
    • リンクは100年前の仲間やゼルダ姫との記憶を取り戻しながら、ゼルダがガノンを封じ続けていることを知る。
  4. ハイラル城での決戦
    • 最終的にリンクはハイラル城へ向かい、ガノンとの決戦に挑む。
    • 四神獣の力とゼルダの支援を得て、災厄ガノンを討伐する。

ゲームシステム

本作は、シリーズの特徴を活かしつつ、オープンワールドの革新的な要素を導入した。

  1. オープンワールド
    • プレイヤーはどこへでも自由に移動可能。主要なストーリーを無視して、いきなりラスボスに挑むこともできる。
    • 多彩な地形や気候、ダンジョン、村などがシームレスに広がる。
  2. 物理演算と環境シミュレーション
    • 天候や温度の影響を受け、寒冷地では防寒着や焚火が必要。
    • 火、水、風、雷などを活用した戦略的な戦闘や謎解きが可能。
  3. 武器・装備の耐久性
    • 武器や盾は使用するごとに劣化し、壊れるシステムを採用。
    • 強力な武器を求めて探索する要素が重要となる。
  4. シーカーストーンの能力
    • 「マグネキャッチ」:金属製の物体を操作できる。
    • 「リモコンバクダン」:任意のタイミングで爆発する爆弾。
    • 「ビタロック」:時間を一時停止し、エネルギーを蓄積して解放。
    • 「アイスメーカー」:水面に氷の柱を作成。
  5. 祠(ミニダンジョン)とコログ
    • 世界には120以上の祠があり、各種パズルを解くことで報酬が得られる。
    • コログの実を集めることで、装備の所持数を増やせる。
  6. 料理と回復アイテム
    • 素材を組み合わせて料理を作成し、HP回復や能力強化が可能。

登場キャラクター

  • リンク:主人公。ハイラルを救う勇者であり、100年間眠っていた。
  • ゼルダ:ハイラル王国の王女。ガノンを封印し続けている。
  • 災厄ガノン:100年前に復活し、王国を壊滅させた宿敵。
  • 四英傑
    • ダルケル(ゴロン族):ヴァ・ルーダニアの操縦者。
    • ミファー(ゾーラ族):ヴァ・ルッタの操縦者。
    • リーバル(リト族):ヴァ・メドーの操縦者。
    • ウルボザ(ゲルド族):ヴァ・ナボリスの操縦者。

開発と評価

本作は、シリーズの伝統的な要素を再構築し、5年以上の開発期間を経て完成。ゼルダシリーズのディレクターである藤林秀麿と青沼英二が中心となり、従来のダンジョン中心の構造からオープンワールドへ移行した。

評価

  • メディアの評価:各レビューサイトで満点に近い評価を獲得。
  • 受賞歴
    • 2017年「The Game Awards」で「ゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)」受賞。
    • 日本ゲーム大賞、ファミ通アワードなど、多数の賞を受賞。

売上

  • 全世界で3000万本以上の売上を記録し、Nintendo Switchの普及を後押しした。

続編と影響

本作の成功を受け、2023年に続編『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が発売。オープンワールドの進化形として、さらなる自由度と新たな物語が展開された。

また、『ブレス オブ ザ ワイルド』の影響を受けたゲームが多数登場し、オープンワールドゲームの新たな基準を作り上げた。


まとめ

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、ゼルダシリーズの革新を成し遂げた作品であり、オープンワールドゲームの歴史に名を刻んだ。自由度の高さ、環境シミュレーション、戦略的な戦闘要素が融合し、多くのプレイヤーにとって忘れられない冒険となった。シリーズの未来にも大きな影響を与えた名作である。

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神ゲーランキング15本 – 寿-ランキング へ返信する コメントをキャンセル